はちろぐ

映画とか音楽とか仕事とか。愛情とお金と教養がすきな女が書いてます。

「カールじいさんの空飛ぶ家」を今更見た感想

 PIXAR作品で唯一?見てなかったので、いまさら見ました(カーズは途中でやめちゃったけど)。

 「カールじいさんの空飛ぶ家」あらすじ

あんまり友だちがいなかった冒険家に憧れる男の子(カールじいさんの幼少期)が、同じように冒険家に憧れてる女の子(エリー)と友達になる。カールは無口な男の子だったが、エリーのおかげで明るくなって後に二人は結婚。超幸せで順風満帆に見えたがエリーには子どもができず。しかし二人は仲良く年をとり、幸せに暮らす。やがてエリーに寿命が来て、カールは一人ぼっちに。家の周りは都市開発が進み、高層ビルが立つ。カールの家にも買取の話がくるが、カールは決して家を売らない。エリーと住んだ家を手放したくないから。だが、ある日カールは事件を起こしてしまい老人ホームに入居せざるをえない状況に。そこでカールは昔エリーにもらった「ぼうけんノート」を読んで、彼女の夢が南アメリカのパラダイスの滝に家を建てることだと思い出す。その夢を叶えようと、カールは翌朝風船を家にたくさん縛り付けて、家ごと空を飛んで南アメリカを目指すことに。

出てくる人全員かわいそう

めっちゃ泣きましたが、これはもうストーリーとか描写がどうこうとかいうよりも皆がかわいそうだから泣いちゃうってかんじでした。カールはもともと友達いないのに嫁がしんじゃってかわいそうだし、カールと一緒に冒険することになった男の子にはお父さんがいないし(離婚)、カールが憧れてた冒険家は世間に嘘つき呼ばわりされて以降鳥を捕まえることに命かけて人殺しとかまでしてるし。。みんな寂しくてちょっと病んでて、それがすごくかわいそうだった。

風船が減って飛べなくなった家から思い出の荷物を下ろすシーン

ここはすごくディズニーらしいシーンだった。カールは思い出にすがるのをやめて、ほんとうの意味で新しい旅に出た。このシーンの前にはエリーからの「すごく楽しかったわ、ほんとうにありがとう。新しい旅を楽しんで!」というメッセージが。

ディズニーって子供にいろんなことを学ばせてくれますよね。ううう

最愛の人が亡くなるのってどんな気持ちなんだろう

わたしは以前から「彼よりも絶対先にしなない」と決めています。「世界の中心で、愛をさけぶ」を読んで、まあ他にもいろいろな作品の影響を受けて、残される側のほうが絶対にしんどいから私は絶対に大事な人を残して先にしんだりなんかしない、と誓ったからです。

 

でもエリーを失ったカールを見てると「もしも先に彼がしんじゃったら」と考えずにはいられない。でも多分その前に母親・父親がしんでしまうんだろうし、そう考えると順序よくしぬのって大事だな(寿命でしぬのが一番だな)とか考えました。

でも私より彼のほうが2つ年上だけど、女性の方が平均寿命って長いのか。あー。

しゃべる犬の集団がめっちゃ面白い

なんだかずっと悲しい話だったみたいな感想だけど、案外後半はアクションっぽい話でユーモアがきいてたのはよかった。その分インサイド・ヘッドみたいな深さはないけど。

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この犬がめちゃかわいい。やっぱりペットは大事にしなきゃね。この犬も最初はいいご主人様に出会えず他の犬にいじめられててかわいそうだったけど、素敵なご主人様に出会えて何よりだった。

 

なんか冒険家が犬をめちゃ飼ってて、冒険家は天才発明家でもあるからこの光る首輪をつけると犬が首輪を通して喋れるんですよ。で、なんか海外の犬はリスがすきなので無駄にリスの話したり、カーラーつけられると超恥ずかしがったりする。それが面白かった!!

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でも犬を飼ったことがないとここまで面白さは感じられないかも。

PIXARのなかだとちょっと微妙な作品でした

わたしはインサイド・ヘッドバグズ・ライフモンスターズ・インクがすきですが、PIXARのなかだとカールじいさんの空飛ぶ家は少し微妙でした。

普通におもしろいけど!

 

なにか映画館で見たいけど、今あんまり面白そうなのやってないな~。