映画AIの感想「期待と違かったけど期待はずれではなかった」
これも今更ですが、映画AIをみました。
面倒なので吹き替えで。
なんかこう、最終的にハッピーになるような話を予想してたんだけど、見てみたら全然違かったのが印象的でした。
AIのあらすじ
人工知能を持つロボットが人類の権力を脅かしている未来で、「愛を持つロボット」が誕生。それがAIの主人公、デイヴィッドです。デイヴィッドは、子どもが難病で冷凍状態になっている母親のもとで利用されることに。デイヴィッドには「母親をひたすら愛する機能」が備わっていて、どんなに嫌なことがあってもただひたすら母親を愛して求め続けます。
ただ2人の幸せな日々もつかの間、冷凍状態だった本当の息子が復活。この息子がほんと性格悪くて「お前はロボット、俺らは人間」ってかんじでデイヴィッドを超いじめます。「お前が愛されるわけないだろ」「愛されたいならお母さんの髪の毛を切ってこいよ」などといろんな言葉でデイヴィッドをあやつるんです。悪!!!!
そしてこの性格の悪い息子の性格の悪い友達がデイヴィッドに怪我をさせようとします。ロボットなら回避装置がついていて、避けたりなんなりできるだろうと。するとデイヴィッドは怯えて息子にしがみつき、そのままプールへぽちゃん。息子はしにかけてしまいます。そこで、母親はデイヴィッドを野良ロボットにすることに。工場に返したら壊されちゃうから、野良として一人で生きてね!と。すごい身勝手ですね。だってデイヴィッドはずっと母親を愛し続けるようプログラムされてるのに…(´;ω;`)
で、デイヴィッドは本当の人間にしてくれる「ブルーフェアリー(童話ピノキオのなかで人形を人間にしてくれる青い魔法使い)」を探すために旅に出るのでした…!
あらすじとしてはこんなかんじです。
予想してたのはロボットと人間の愛情
正直このあらすじ部分にある、人間たちとデイヴィッドの交流がメインなんだと思ってたので早々と息子が復活して旅に出させられたのはびっくり。
ひたすら救いがないし展開が切なすぎる
何より一番びっくりしたのは、全然ハッピーエンドじゃないことです(笑)なんか感動物語を期待してズタボロになった人は多いのでは?
唯一の救いは人工知能搭載のテッドみたいなダッフィーみたいなクマだけ。
かわいい。
そして頭がいい。デイヴィッドは6歳の子供の人工知能が搭載されていますが、このクマは大人の人工知能が搭載されてるので、めっちゃ頭いいしおっさんみたいな喋り方します。
だからデイヴィッドが人間になれるわけないのもきっとわかってて、それでずっとデイヴィッドの旅についてきている彼のことを思うとまた泣ける。うう…(´;ω;`)
セックスロボットのジョーがイケメンすぎ
デイヴィッドが一緒に旅をすることになる、セックスロボット(売春ロボット?)のジョー。
彼が本当に本当にかっこいい!!!
「どんな女性も俺にかかればいちころよ~」みたいなかんじで、めっちゃ踊りうまいし、ロールプレイ最強のAIなのでデイヴィッドに超協力してくれる。
でもどうやらこの時代ではこういうロボットと一回やってしまうと、もう人間じゃ満足できなくなるらしく。それで客の旦那に恨まれて追われる身になってて…指名No.1のジョーなのに……
そこでデイヴィッドについてきてくれるんです。
しかもデイヴィッドがブルーフェアリーを探しに行くっていったら「そいつは女か?」「女なら任せろ!!!!」って。うける(笑)
ジョー役:ジュード・ロウ
調べてみると、ジュード・ロウさんという俳優さんらしく…ん、なんか知ってそう。
と思って調べたら、ファンタビでダンブルドアの役やるらしい!!!!やばい!!!!!ちょっとこの俳優さんの作品をしばらく追ってみよう。
かっこいいですね、気になります。
考えさせられる映画だけど、人に勧めるのは微妙かな
映画AIはいろんな意味でいい映画だとは思った。いい意味でスピルバーグ臭すごいし、「人間とは!!!!」って考えさせられる。
レディ・プレイヤー1では「リアルとは!!!!!」を考えさせられるんだけど、そんなかんじですね。
スピルバーグさんは押し付けてこないのがいいですね。あくまで疑問の投げかけというか気づきだけ与えてきて、そこから先はこっち任せというか。
ただだからこそこの映画を見てただ悲しい話だなと思うだけの人もいると思うし、全然はっぴーな部分ないので(最後をはっぴーだという人もいるかもだけど)簡単に人に勧められる映画ではないなと。
だから名作なのかそうでないのか微妙な立ち位置になっちゃってるのかなあ。
でもすごくよかったです。ジョーが(笑)
うそです、お話も。主人公はシックスセンスの男の子なんですね。上手。