はちろぐ

映画とか音楽とか仕事とか。愛情とお金と教養がすきな女が書いてます。

新卒採用面接で「人の役に立ちたい」って言うやつ

こんにちは。

私は実は会社で人事っぽい仕事もしています。

最近だと新卒採用の面接もしています。

だいたい同じ質問を毎度するのですが、皆さん色々な返事があって面白いです。

もともとお喋りは好きなので、いろんな人の人生が垣間見れるのは非常に楽しいです。

私が必ず聞く質問の1つがこれです。

 

「あなたが『こんな会社で働きたい』と思う、企業の条件はなんですか?」

 

これに対して、こう答える人が際立って多いです。

人の役に立てる仕事がしたい

この回答をしてくれた人に一回だけ、ちょっと意地悪をしてしまったことがあります。

「でも、たとえば目の前にあるこのお茶も、喉がかわいた貴方の役に立ってますよね?そもそも何かの役に立てないと会社は収益を得られないし、ほとんどすべての会社が該当すると思いますが、どうですか?」

これについては申し訳なかったと思っています。

最近ではこう思うようになりました。

世間の大多数でなく好きになった人を幸せにできる仕事についてほしい

たとえば、大事な人ができたとします。

恋人かもしれないし、一緒に住んでいる家族かもしれない。

もしも自分が嫌だと思う作業をずっとしなければならない仕事に就いたら、そのストレスを相手にぶつけてしまうかもしれません。

もしも毎日残業が続いて深夜0時を過ぎないと帰ってこれないような会社に就職したら、せっかく一緒に住んでいる人と話すこともできないし、もちろん家のことはほとんど手伝えません。休みの日もひたすら寝ることになるでしょう。

もしあなたが自分の大好きな歌を歌う仕事しかやりたくない、違う仕事なんて一生懸命やれないというなら、歌を歌えない仕事に就いたらなかなか成果も出せず給料は上がらず、そのうち仕事をやめてしまって大事な人に迷惑をかけるかもしれません。

もし上司がすごく意地悪で精神的に病んでしまうような職場にずっといたら、きっと鬱になって大事な人を悲しませます。

 

別に世間のたっくさんの人の役に立つことなんて、考えなくていいと思います。

まあでも、そういう仕事をしていないと健康的でいられないなら、大事な人を大切にできないなら、そうするべきでしょう。

 

でもとにかく、大事な人を大切にできるような働き方・職場・仕事を選んでほしいです。

みんなもっと自分を大切に、自分が楽でいれる働き方をしてほしいなと、最近感じます。