はちろぐ

映画とか音楽とか仕事とか。愛情とお金と教養がすきな女が書いてます。

HURRY GO ROUNDの感想ちょっとネタバレ※hide初心者です

 先日hideの死から20年を記念した映画「HURRY GO ROUND」を見に行きました。ので感想。

 

hide

 

 hide初心者の俳優がhideの死ぬ直前を追うという内容

「We are X」などとはまったく趣向が違い、今回の映画はhideのことをほとんど知らない俳優(矢本悠馬)がナビゲーターになってhideの死について学んでいく、みたいな内容。

 

YOSHIKIとかI.N.A.も出てくるけど、それはゲストというか矢本悠馬がコメントをもらいにいくかんじ。

 

映画.comの解説はこんなかんじ。

1998年5月に33歳の若さで他界した「X JAPAN」のギタリスト、hideの没後20年を機に、いまなお多くのファンから愛され続けているhideの最期の足取りをたどっていくドキュメンタリー。「ちはやふる」「君の膵臓をたべたい」などで活躍する若手俳優矢本悠馬がナビゲーター役を務める。神奈川県三浦市にあるhideの墓。墓石には事実上hideの最後の楽曲となった「HURRY GO ROUND」の歌詞が刻まれている。hideが生まれ育った横須賀、亡くなる3カ月前に滞在していたアメリカ・ロサンゼルスなどhideに縁のある地を回るほか、YOSHIKIをはじめhideをよく知る人物を訪ね、亡くなる直前のhideの実像に迫っていく。亡くなる前日のhideの映像も含まれている。監督はテレビドキュメンタリー、バラエティ番組などを数多く手がけ、本作が映画初監督作となる石川智徹。

 

この解説を読んで察しのいい人が感じるとおり、新規向けか古参向けかわからない映画だった。

 

私はここ数年でXを聴くようになったにわかなのでアレですが、古参の方からすると今更映画で「hideの死は自殺?事故死?」とかやられてもちょっと微妙じゃないですか?

 

いやまあ最終的にはその問にはっきり答えを出そうとかしなかったからよかったものの、いまさらそんなことを映画でやられても困りませんか?新規のhideファンに向けたもの?

でも今の世の中ネットのほうがよほど情報量あるし。

 

古参向けなら未公開映像をもっと増やしてほしかったし、となるとこの映画って誰に向けたものなの、というのが見てる最中ずっと疑問だった。

 

hideにゆかりのある人がたくさん出てきて、hideさんがすごく愛されてたということはすごくわかったけど。

 

ナビゲーターがこいつじゃなかった感

そして一番の問題はこれ。

今回のナビゲーター役だった矢本悠馬さん。

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なんかいろいろ出てて有名らしいが、彼に悪意はないんだと思うしむしろかわいそうなくらいなんだけど、「矢本悠馬でよかった」部分がまっっっったくわからない。正直ほんとに無名の人でもよかったくらいだと思う。 

 

この矢本悠馬とやらが作中ほぼずーっと画面に映ってて、hideの昔の映像とかをタバコをぷかぷか吸いながら見たりするんだけど、正直不快でしかなかった、、

hideの顔が好きなタイプの人はほとんど矢本悠馬の顔って好きじゃないと思う。だから余計に。(わたしはhideの顔がわりにすきです)

 

 

しかもなんか映画のタイトルでもある「HURRY GO ROUND」の歌詞からなにか読み取ろうとしたりする。歌詞からそのときの歌い手が何を考えてたか読み取ろうとするのって本当に無駄な行為だと思う。まあ個人でやるのは買ってだけど、映画でやること?しかもファンが見に来る映画で??という。どういうことだ。

 

そしてやってくる、こんなド新規が貴重な資料に触れるなんて!!!という謎の苛立ち(わたしも新規なのにすみません)。

 

hideの映像は未公開含めよかった!

でもちょこちょこ出される未公開含めた過去の映像はすごくよかったです。特にライブ映像でサビの歌い終わりに「ありがと~」って言ったとこが超よかった。すてき。

 

hideってすっごいセクシーでいいよね。うん。喫煙してるところもよいです。

 

hideが愛されてたことはめちゃ伝わってくる

あとI.N.A.さんとか、弟さんとか、死ぬ前日に一緒に飲んでたセキュリティの人とか、みんながhideのことめっちゃすきで、みんな涙なしには語れなくて。

 

ほんとうにhideってすごくすごく愛されてた人だったし愛されるべき人だったし、すごい人だったんだなって。それは改めて感じられました。

 

ほんとになあ。今も生きてたらなあ。

 

 

けど、こうなる運命だったんだなってhideさんのことを知れば知るほど感じてしまったりもします。うん。

 

期待せずに行くと満足度高いかも

 

ただ私は少し前にhideの前の映画(タイトルはわからず…)もみてたし、We are Xも2回も見に行ってたので(しかもこの「HURRY GO ROUND」見る前日に家でも見たw4回目ww)ので、それを期待して行ったからちょっと物足りなかったのかなというかんじでした。

 

 

わたしは本当に初心者なのでこんな書いていいのかってかんじだけど、あくまで個人の感想として残しておきます。

 

※なんでそんなわたしがXのを見てるかというと彼がすきだからです…!

映画AIの感想「期待と違かったけど期待はずれではなかった」

これも今更ですが、映画AIをみました。

 面倒なので吹き替えで。

A. I. (吹替版)

A. I. (吹替版)

 

 

なんかこう、最終的にハッピーになるような話を予想してたんだけど、見てみたら全然違かったのが印象的でした。

AIのあらすじ 

デイヴィッド

人工知能を持つロボットが人類の権力を脅かしている未来で、「愛を持つロボット」が誕生。それがAIの主人公、デイヴィッドです。デイヴィッドは、子どもが難病で冷凍状態になっている母親のもとで利用されることに。デイヴィッドには「母親をひたすら愛する機能」が備わっていて、どんなに嫌なことがあってもただひたすら母親を愛して求め続けます。

 

ただ2人の幸せな日々もつかの間、冷凍状態だった本当の息子が復活。この息子がほんと性格悪くて「お前はロボット、俺らは人間」ってかんじでデイヴィッドを超いじめます。「お前が愛されるわけないだろ」「愛されたいならお母さんの髪の毛を切ってこいよ」などといろんな言葉でデイヴィッドをあやつるんです。悪!!!!

 

そしてこの性格の悪い息子の性格の悪い友達がデイヴィッドに怪我をさせようとします。ロボットなら回避装置がついていて、避けたりなんなりできるだろうと。するとデイヴィッドは怯えて息子にしがみつき、そのままプールへぽちゃん。息子はしにかけてしまいます。そこで、母親はデイヴィッドを野良ロボットにすることに。工場に返したら壊されちゃうから、野良として一人で生きてね!と。すごい身勝手ですね。だってデイヴィッドはずっと母親を愛し続けるようプログラムされてるのに…(´;ω;`)

 

で、デイヴィッドは本当の人間にしてくれる「ブルーフェアリー(童話ピノキオのなかで人形を人間にしてくれる青い魔法使い)」を探すために旅に出るのでした…!

 

 

あらすじとしてはこんなかんじです。

予想してたのはロボットと人間の愛情

正直このあらすじ部分にある、人間たちとデイヴィッドの交流がメインなんだと思ってたので早々と息子が復活して旅に出させられたのはびっくり。

ひたすら救いがないし展開が切なすぎる

何より一番びっくりしたのは、全然ハッピーエンドじゃないことです(笑)なんか感動物語を期待してズタボロになった人は多いのでは?

 

唯一の救いは人工知能搭載のテッドみたいなダッフィーみたいなクマだけ。

クマ

かわいい。

そして頭がいい。デイヴィッドは6歳の子供の人工知能が搭載されていますが、このクマは大人の人工知能が搭載されてるので、めっちゃ頭いいしおっさんみたいな喋り方します。

 

だからデイヴィッドが人間になれるわけないのもきっとわかってて、それでずっとデイヴィッドの旅についてきている彼のことを思うとまた泣ける。うう…(´;ω;`)

 

セックスロボットのジョーがイケメンすぎ

デイヴィッドが一緒に旅をすることになる、セックスロボット(売春ロボット?)のジョー

ジョー

彼が本当に本当にかっこいい!!!

 「どんな女性も俺にかかればいちころよ~」みたいなかんじで、めっちゃ踊りうまいし、ロールプレイ最強のAIなのでデイヴィッドに超協力してくれる。

 

でもどうやらこの時代ではこういうロボットと一回やってしまうと、もう人間じゃ満足できなくなるらしく。それで客の旦那に恨まれて追われる身になってて…指名No.1のジョーなのに……

 

そこでデイヴィッドについてきてくれるんです。

しかもデイヴィッドがブルーフェアリーを探しに行くっていったら「そいつは女か?」「女なら任せろ!!!!」って。うける(笑)

 

ジョー役:ジュード・ロウ

調べてみると、ジュード・ロウさんという俳優さんらしく…ん、なんか知ってそう。

 

と思って調べたら、ファンタビでダンブルドアの役やるらしい!!!!やばい!!!!!ちょっとこの俳優さんの作品をしばらく追ってみよう。

 

かっこいいですね、気になります。

 

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考えさせられる映画だけど、人に勧めるのは微妙かな

映画AIはいろんな意味でいい映画だとは思った。いい意味でスピルバーグ臭すごいし、「人間とは!!!!」って考えさせられる。

レディ・プレイヤー1では「リアルとは!!!!!」を考えさせられるんだけど、そんなかんじですね。

sakusakula.hatenablog.com

 

スピルバーグさんは押し付けてこないのがいいですね。あくまで疑問の投げかけというか気づきだけ与えてきて、そこから先はこっち任せというか。

 

ただだからこそこの映画を見てただ悲しい話だなと思うだけの人もいると思うし、全然はっぴーな部分ないので(最後をはっぴーだという人もいるかもだけど)簡単に人に勧められる映画ではないなと。

 

だから名作なのかそうでないのか微妙な立ち位置になっちゃってるのかなあ。

 

でもすごくよかったです。ジョーが(笑)

うそです、お話も。主人公はシックスセンスの男の子なんですね。上手。

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーを初めて見たら意外と主人公がイケメンだった

バック・トゥ・ザ・フューチャーを今更見ました。

 

本当に今更ですね。

ユニバでアトラクションには乗ったことあるし、こないだ「レディ・プレイヤー1」も見たし。しかしここにきてようやく、デロリアンに出会えました。

 

デロリアン

 

展開がテンポいい

バック・トゥ・ザ・フューチャーは予想よりも面白くて、なによりテンポのよさがよかったです。どんどん展開するかんじ。たった1日のことを描いてるのに。

 

マーティーかっこいいじゃん!

そして何よりこれでした。

 

 

え、意外とイケメン?

 

イケメン

 

やっぱりイケメンですよね?

どうやら話が進むにつれてイケメンになるらしい。

 

イケメン

 

 

なんてことだ。かっこいい。

 

 ユニバの乗り物ではこんなかっこよくなかったはず。。

 

 

というわけで、楽しく見れました。

 

 

 

でも2も3もあるらしいので、ちょっと大変そう。

2を見るかはわかりません!!!!

レディ・プレイヤー1で4DXを初体験

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アベンジャーズと同時期に公開だったせいでいまいち周りが見てくれない、レディ・プレイヤー1

映画『レディ・プレイヤー1』オフィシャルサイト

 

せっかくなので初めての4DXでみてきました。

おそらく、この映画はかなり4DXしがいがあるだろう!ということで。

 

そしたらもう本当に面白かった。

4DXは思った以上に揺れる 

まずびっくりしたのはこれです。振動するくらいだと思ってたら、フットレストもあって、アトラクションみたいにシートごと揺れるんです。

わたしはジェットコースターとか乗れない人種なので、正直最初は超びびってました。

 

でも、ほんとすごい。乗り物乗ってる映像のときとか、ほんとに乗り物乗ってるみたいなかんじ。わかりやすくいうと、USJのフォービドゥン・ジャーニーのちょっと劣化版くらいの感覚。

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椅子の座り心地がいいし広い

写真を見ておわかりのように、4DXはシートが広い。そしてふわふわでした。

ユナイテッド・シネマはその仕様らしいです。TOHOは微妙らしい。

 

窮屈なのが苦手な人って結構いると思うんですけど、あと硬い椅子が苦手な人。そんな人でも4DXなら楽に見れます(揺れるけど)。

雨が結構降ってくる

まあまあ濡れます。でも水機能に限ってはボタンでオンオフできます。

レディ・プレイヤー1超面白い

なんか4DXのことばっかり書いちゃうのもあれなんで映画の感想も書くと、すごく面白かったです。お話としてはまあ、ありきたり中のありきたりなんですけど、それがまたよかった。

 

わたしはゲームに関しては本当に「それなりの」をたく度なんですけど、それでも「あるよねーーーー!!!!」ってくだりが多くて楽しかったです。

 

リアルとリアルじゃない世界の在り方について、どう向き合っていくかについて考えさせられました。最後はちょっと感動でホロリ。

 

アベンジャーズのインフィニティー・ウォー?よりもきっと愛される映画だと思います(対抗意識)。

「カールじいさんの空飛ぶ家」を今更見た感想

 PIXAR作品で唯一?見てなかったので、いまさら見ました(カーズは途中でやめちゃったけど)。

 「カールじいさんの空飛ぶ家」あらすじ

あんまり友だちがいなかった冒険家に憧れる男の子(カールじいさんの幼少期)が、同じように冒険家に憧れてる女の子(エリー)と友達になる。カールは無口な男の子だったが、エリーのおかげで明るくなって後に二人は結婚。超幸せで順風満帆に見えたがエリーには子どもができず。しかし二人は仲良く年をとり、幸せに暮らす。やがてエリーに寿命が来て、カールは一人ぼっちに。家の周りは都市開発が進み、高層ビルが立つ。カールの家にも買取の話がくるが、カールは決して家を売らない。エリーと住んだ家を手放したくないから。だが、ある日カールは事件を起こしてしまい老人ホームに入居せざるをえない状況に。そこでカールは昔エリーにもらった「ぼうけんノート」を読んで、彼女の夢が南アメリカのパラダイスの滝に家を建てることだと思い出す。その夢を叶えようと、カールは翌朝風船を家にたくさん縛り付けて、家ごと空を飛んで南アメリカを目指すことに。

出てくる人全員かわいそう

めっちゃ泣きましたが、これはもうストーリーとか描写がどうこうとかいうよりも皆がかわいそうだから泣いちゃうってかんじでした。カールはもともと友達いないのに嫁がしんじゃってかわいそうだし、カールと一緒に冒険することになった男の子にはお父さんがいないし(離婚)、カールが憧れてた冒険家は世間に嘘つき呼ばわりされて以降鳥を捕まえることに命かけて人殺しとかまでしてるし。。みんな寂しくてちょっと病んでて、それがすごくかわいそうだった。

風船が減って飛べなくなった家から思い出の荷物を下ろすシーン

ここはすごくディズニーらしいシーンだった。カールは思い出にすがるのをやめて、ほんとうの意味で新しい旅に出た。このシーンの前にはエリーからの「すごく楽しかったわ、ほんとうにありがとう。新しい旅を楽しんで!」というメッセージが。

ディズニーって子供にいろんなことを学ばせてくれますよね。ううう

最愛の人が亡くなるのってどんな気持ちなんだろう

わたしは以前から「彼よりも絶対先にしなない」と決めています。「世界の中心で、愛をさけぶ」を読んで、まあ他にもいろいろな作品の影響を受けて、残される側のほうが絶対にしんどいから私は絶対に大事な人を残して先にしんだりなんかしない、と誓ったからです。

 

でもエリーを失ったカールを見てると「もしも先に彼がしんじゃったら」と考えずにはいられない。でも多分その前に母親・父親がしんでしまうんだろうし、そう考えると順序よくしぬのって大事だな(寿命でしぬのが一番だな)とか考えました。

でも私より彼のほうが2つ年上だけど、女性の方が平均寿命って長いのか。あー。

しゃべる犬の集団がめっちゃ面白い

なんだかずっと悲しい話だったみたいな感想だけど、案外後半はアクションっぽい話でユーモアがきいてたのはよかった。その分インサイド・ヘッドみたいな深さはないけど。

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この犬がめちゃかわいい。やっぱりペットは大事にしなきゃね。この犬も最初はいいご主人様に出会えず他の犬にいじめられててかわいそうだったけど、素敵なご主人様に出会えて何よりだった。

 

なんか冒険家が犬をめちゃ飼ってて、冒険家は天才発明家でもあるからこの光る首輪をつけると犬が首輪を通して喋れるんですよ。で、なんか海外の犬はリスがすきなので無駄にリスの話したり、カーラーつけられると超恥ずかしがったりする。それが面白かった!!

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でも犬を飼ったことがないとここまで面白さは感じられないかも。

PIXARのなかだとちょっと微妙な作品でした

わたしはインサイド・ヘッドバグズ・ライフモンスターズ・インクがすきですが、PIXARのなかだとカールじいさんの空飛ぶ家は少し微妙でした。

普通におもしろいけど!

 

なにか映画館で見たいけど、今あんまり面白そうなのやってないな~。

 

今更「この世界の片隅に」を見ました

タイトルの通り。

 

この世界の片隅に
 

 最後の方一瞬ぶわぁっと泣いた。

けど、まあ別に普通に戦争ものだったなという印象。

声優のんは上手だったけど方言の聞きづらさが異常

声の演技がかなりうまかったのはびっくりした。全然能年玲奈じゃない。

ただ主人公はかなり方言が強めで、それを聞き取るのに結構神経を使わないといけなくてなかなか手間に感じた。

ストーリーを理解したいのに、別の手間が加わるのはちょっと…。

特に自宅でAmazonビデオで見ていたところだったので余計に。

旦那がいい男すぎる

まあでもこれに尽きる話だった。なんだこの旦那。主人公めっちゃラッキー過ぎる。

あの時代にあんな優しい男の人いるんだ。というか、あの時代のほうがもしかして男性って優しいの??

それとも主人公がモテるから?

にしても、突然家に押しかけてくる主人公の幼馴染はちょっとどうかと思う。まあもう二度と会えないからというのはあると思うけど。

しかし「戦争で死ぬかもしれないから二度と会えないかも→既婚女性の家に押しかけて泊まる」のがありで「転勤で海外に行くから二度と会えないかも→既婚女性の家に押しかけて泊まる」これがダメなのはおかしい。けど後者は絶対おかしいよね。だとしたら前者もおかしいと感じてしまう私は間違っていないのでは??

 

主人公がいまいち好きになれなかったのは私の性格が悪いからか?

この世界の片隅に」が流行ったとき、主人公(「すず」だ!)がかわいすぎる、結婚したいみたいな声が結構大きかったような気がして。「すずさんまじ理想」みたいな。

 

そういう印象があって見たからかもしれないけど、すずさん全然すきじゃなくてちょっと違和感でした(笑)

 

「うち、ぼーっとしとるけん」とかさ!ぼーっとすんなよ!!!!と。

でもたぶん、ちょっとすずさんは今でいうADHDとかなんだろうなとは思います。がしかし、ぼーっとするなよ!と。

 

まあでもあの時代、ああやって全て受け入れてポジティブにいないと幸せになれなかったのかなあ。だからすずさんは幸せオーラが出せてたんだな、とも思う。

 

義理のお姉さんがかわいそうだったなあ。

 

 

まあもう一度見ることはないと思うけど、やっぱり定期的に戦争ものを見るのって大事だなとは思う。

シェイプオブウォーター観たらすごく疲れた※ネタバレあり

土曜にシェイプオブウォーターを観た。

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おそらく私は8回くらい泣いた。

わたしは怒ったらびっくりしたり感動したり、どんな感情にせよ沸点越えたら泣いちゃうみたいな体の構造なので、別に感動するシーンがいくつもあったわけではない。

 

正直わりと怖くて泣いてる時のほうが多かった。

シェイプオブウォーターのあらすじ

まあ簡単にいうと、トラウマで喋れない女性が(名前はイライザ)います。その人はゲイの画家と親友で、一緒に暮らしてます。

で、イライザはもう10年くらい変な生物を研究する施設で掃除係として働いてて、ゼルダっていう黒人のおばさん(ずっと亭主の悪口言ってて時々タバコ吸ってサボったりするいい姐さん)と仲良しです。イライザは手話で話します。

 

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ある日、その研究所にヤバイ生き物がきます。それはエイリアンが海に馴染んだみたいなやつで、スタイルめっちゃよいしほぼ人間みたいな構造。イライザはそのヤバイ生き物と親しくなります。

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そのヤバイ生き物にゆで卵を持っていって、手話で「egg」って説明するんだけど、ヤバイ生き物はそれを覚えてコミュニケーションまで取る。すごい。幼稚園児くらいのコミュニケーションだけど。

 

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でも研究所でヤバイ生き物はヤバイ男に解剖されそうになってて、イライザはヤバイ生き物を画家とゼルダといいやつな博士と一緒に逃がして少しの間一緒に住んで、海に返そうとしたらヤバイ男に殺されかけて一緒に海に沈んじゃった。それで画家は置いてきぼり。そんなお話。画家がかわいそう。笑

ヤバイ男がまじでこわい

イライザの敵になるヤバイ男が超性格悪いんだけど、こいつがまじでこわい。

でもこいつも上司にずっと媚び売って評価されたいされたいって頑張ってるから、その結果自分の目的達成のためなら手段を厭わない凶悪な人になっちゃったからかわいそうではあるんだけど、こいつまじでこわい。

ヤバイ生き物のことめっちゃいびり倒すし、嫁と手から血出しながらイチャコラするしこわい。。

 

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マイケル・シャノンという俳優さんらしい。

この人が怖くて3回くらい泣きました(笑)

R15要素が意外とエロだったのにびっくり

私はグロい映画があまり得意ではありません。だからこの映画も見に行くか少し迷いました。けど、見てみたら意外とグロはそこまでなくて、エロでモザイクかかってました。

さっき紹介したヤバイ男が嫁さんと手から血出てるのに致し続けるんですけど、そこでこのマイケル・シャノンさんのお尻にモザイクがかかってただけです。

すっかりグロでのR15だと思ってたので意外でした。

リアルな日常の性がファンタジーな水中生物に現実味をだしてる

でもエロも必要悪的な必要エロだったんだと思う。

シェイプオブウォーターは正直めっちゃファンタジーな話で。このヤバイ生き物って神と崇められてたらしくて、画家さんに髪の毛生やしてあげたり、画家さんの傷を治してあげたりする。こんなのありえないぞ!という。私はSFそこまで得意ではないから余計に。

でも性的描写がちょこちょこ入ることで、なんかいやにこの映画に現実味が出てました。イライザが1人でせっせとしてたりとかするのも、まあリアル(冒頭からだったので驚いたけど)。

いろんなマイノリティ=異端者のお話でジンときた

シェイプオブウォーターは「モンスターの物語」なんですが、そのモンスターはヤバイ生き物のことだけではなくって。

ゲイの画家(作中で男性にひどい言い方で振られます)とか、ヤバイ男(とりあえず怖い)とか、イライザ(喋れない)とか、ゼルダ(黒人だから差別される描写がちょこちょこ)とか。

みんながみんな苦しんでて、拠り所みたいな、自分を受け入れてくれる場所を探してる。

で、イライザにとってはやっと見つけたヤバイ生き物がそれだった。

だからめっちゃ必死に助けようとするんですよ。これがすごい泣けるんです。

 

「彼は私が話せないことを知らない」

「彼はありのままの私を受け入れてくれる」って。

すごく必死に手話でゲイ画家に話すのが、本当に泣けた。

そういう大事な人に出会えたら、そのくらい必死になって、自分の命をかけて守り抜かないといけないんだなと。

 

で、ゲイ画家は一回断るんですけど、そのあと絵を売りに行ったのに売れなくてパイを売ってるキュートな男の子に差別されて、それで帰ってからイライザに謝るんです。

ゲイ画家にとっては、イライザが「ありのままの自分を受け入れてくれる相手」だったのかな。(すみませんわかりやすいからゲイ画家と呼んでいますが、私は同性愛に対して特別な感情はありません、ゲイの友人もいます)

 

けど別にこの映画って「人と違ってもいいじゃん!受け入れ合おうよ!」とか押し付けてくる映画じゃなくって。わたし的には「愛しちゃったら関係ないよね。愛しちゃったらさ、命かけて守り抜こうよ、それが一番美しいよね」的なかんじでした。

 

ちょこちょこ笑えるシーンがあるのが映画ヲタ向け感すごい

ただ普段あまり映画を見ない人に突然シェイプオブウォーターは薦められないなあというのが感想。

なんか意味わかんないシーンが結構ある。ヤバイ生き物とイライザがイライザの空想の中でミュージカルしてたりとか。イライザとヤバイ生き物も致してるし。

芸術作品感が強めなので、そういうのが見れる人におすすめです。

「時計仕掛けのオレンジ」とか、そういうかんじ・・?(極論だけど)

とりあえずテーマ重くて疲れた

終わった後は泣きまくったあとですごい疲れてたので、これが一番の感想です(笑)

もう疲れた…もう一回見たい気もするけど疲れちゃうから嫌な気もする…

ハラハラが多すぎる…

最後は画家の妄想だと思う

ところで最後、イライザがヤバイ男に撃たれてしんだかとおもいきや、ヤバイ生き物が海に連れてって、水中でイライザの首の傷(作中何度もでてくる)がエラになって「仲良く暮らしましたとさ」みたいなシーンがあるんだけど。(イライザがエライザになってた…イライザがエライザになってた…)

 

あれは語り手の画家の妄想だと思うんですよね。というか私はそう思いたい。さすがにエラつけて一緒に暮らしちゃったらファンタジーすぎるから。。無理。。(笑)

 

とにもかくにも、シェイプオブウォーターはすごくいい映画でした。

アカデミー賞おめでとうございます!(むりやり)