はちろぐ

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それなりに就活してたのに大学4年の9月になっても内定がなかった

「私の転機」ということで就職の話をしようと思う。要約するとこんなかんじ。

 

  1. 就活してるのに内定ゼロ
  2. 夏になっても内定ゼロ
  3. ハローワークに行く
  4. 今の会社に出会う
  5. 内定もらう→無事に入社
  6. それなりに幸せな現在

 

表題の通り、私は大学4年の9月を迎えた頃、まだ内定がなかった。

就活を始めたのは大学3年の3月

一斉に就活がスタートする大学3年の3月から、それなりに就職活動には参加していた。入学式に着ていたスーツ以外にもリクルートスーツを1着買い足して、リクナビマイナビの合同説明会にも行った。

4月には何件も説明会や面接の予定を入れていたし、二次選考・三次選考に繋がる企業もいくつかあった。

3年の夏には短期インターンに応募もした

意識が高い学生は3年夏から就活について動き出すし、そうしている学生はわりと早めにちゃんと就職が決まるイメージがあると思う。わたしもその一人だった。

 

でも、表題のとおりわたしは4年の9月まで内定がなかったわけだ。うける!!(うけない)

どこにも本当に就職したい気持ちがなかった

内定がもらえなかった理由を実際に働きだしてから改めて考えてみると、結局ここに行き着くと思う。

わたしはどこにも就職したいと「本当に」は思えていなかった。

 

よく考えてみると、2回や3回社員と会っただけで、ホームページで企業理念や福利厚生について調べただけで、どうしてその会社に「本当に」就職したいと思えるのか甚だ疑問だ。

 

社会人になった今では「だったらOB訪問でもなんでもすればよかったのに」と思える。けど、就活中はそんなこと全然思わなかった。今までそれなりに難なく人生こなせてきたし(進学とかに限ってだけど)なんとなくどこかに決まると、なんとなく思ってた。

今までいろいろなバイトをしてきたけど、どこで働いてもかなり役に立つほうだったし、どこに就職してもそれなりに結果を出せる気がしてた(これは今も変わらない)。

 

 

でもそれは面接を数回しただけではアピールできない部分であり、企業側はそんな本当かもわからない「役に立ちそう」よりも「うちの会社に入りたがっている」ことを重要視するのかな、と今は思う。

なんでもやれると思ってたからやりたいことも特段なかった

もともとわたしは「好きなことを仕事にしよう」とかそういう気持ちがさらさらなかった。だって仕事って別に楽しさを求めることじゃないから。

 

仕事はお金を稼ぐためのもので、わたしは大抵のことを楽しめるタイプ。だから別にどんな職種でもよかった。まあ工場勤務とか売りたくないものを営業するのは嫌だな、くらい。

だからいろんな企業を受けていた。都内に勤務できて福利厚生がそれなりで残業が少なそうなところならいいかな、みたいなかんじで。

 

これも内定がもらえなかった理由だと思う。

 

最終選考にも数回参加、しかし内定はゼロの夏

いくつかの企業には最終選考にも呼ばれた。どれも大手、もしくは大手の系列の子会社。

でもやっぱり内定は出ず。そんなこんなで8月になってた。

大学に友達がいないおかげで焦りは全然なかった

わたしはゼミにもサークルにも入っていなかったし群れたいタイプでもなかったから、大学時代に友達といえるのは2,3人の女の子だけだった。

一番その頃会ってたのはアルバイト先の人たち。フリーター・学生、あとはそこで働いている社員だ。

 

おかげで別に内定がなくてもあんまり焦りはなかった。まあ焦ってはいた気がするけど、だからって死に物狂いで就活するわけではなく、精神的な焦りからボーっとする時間が増えるかんじだった。

 

周りの人には「すぐに就活終わりそうなタイプ」といわれていた。だから周りもそこまで就活についてとやかく言ってこなかった。

 

8月半ばになってくると、いよいよ焦ってきた。

 

この頃になると親もちょっと心配しはじめた。「なんでもらえないんだろうねー?」というかんじだった。親も、私は大抵のところでなら普通に働けると思ってたんだと思う。

 

ハローワーク新卒窓口に出向いてみた

そんなこんなで焦りながらもアルバイトを続けて一見のんきにしていた私は、そんなとき、久しく会っていなかった高校時代の友人と飲むことになった。

 

その子も「働くなんてどこでもいいよね」みたいなかんじのことを言っていた。「とにかく家から近くてなるべく座ってられる仕事がいい」。

 

「だから家の近くのハローワークに行ったよ」とその子が言って、わたしは驚いた。ハローワークは仕事がないフリーターの人が行くところというイメージだった。(よく考えたら内定がなかった私も求職者には変わりないw)

 

それで家に帰って調べてみると、どうやらハローワークには「新卒窓口」というのがあるらしいと知った。(全部のハローワークにあるわけじゃなかった気がする)

 

リクナビマイナビと違って誰かにいろいろアドバイスをもらいながら選べるらしいということもあり(エージェント使えばよかったのではと今なら思うけど)、何よりその子が納得いく就職先をそこで見つけたらしいということから、とりあえずハローワークに行くことにした。

 

就職できなさそうな人だらけのハローワーク

行ってみると、めっちゃ暗そうな学生しか来てなかった(内定がないから当たり前か)。

絶対面接でしっかり答えられないんだろうな…雑談苦手だろうな…みたいな。そんな中、わたしは結構「うるさそうな見た目」なので浮いてたし、職員の人もなんか不審がってた。そしてあまり手伝ってくれなかった(笑)

 

面接にいくまで

わたしは事前に下調べしてたので、家であらかじめ気になる求職情報?(なんていうんだっけ)の番号を用意していた。それを印刷して、カウンターに持っていく。

 

大手ばっかり受けて上手くいってなかったわたしは「せっかくだから好きなことできるほうがいいかも」と思ってライティングができるような会社とか、webアプリがなんたらとか書いてある小さめの会社をいくつか選んだ。なんか聞いたこともないアプリを開発しているらしい社員数が数人の会社とか。

 

そうすると、カウンターの人がいろいろアドバイスしてくる。「ここは今は応募してなかったかな」とか(いやじゃあ載せるなよ)「さすがに5人のところはやめたほうがいいですよ」とか。「とりあえず大きめのビルに入ってるところだと社員数少なくてもそれなりに安心よ」とか。地味に役立つお話。

 

でもわたしはもう「なんでもいい!とにかく内定をくれ!!」状態だった。とりあえず1社に面接をお願いする電話をかけることに。

ハローワークでは担当の人がまず企業に電話して、途中で本人に代わるか、もはや本人に代わらないでも採用について聞くことができる。

電話するときには「私がずっと話してたほうがいいですか?代われますか?」と聞かれる。もちろん代われるので代わった。

 

それが今の会社の人事と初めて会話を交わした瞬間だった。運命!!

 

短期の職場体験の後、無事に内定をいただき入社することに

その後はわりとスムーズだった。アルバイトみたいなかたちですこし働いてみて、よさそうだったら改めて最終選考をする流れだったから、超一生懸命働いた。

 

朝は他の社員より早く出社したし(当たり前)、返事とか超ハキハキしてたし(当たり前)、先輩社員とも仲良くするよう努めた。でもアルバイトは続けてたのですごくすごく忙しかった。

 

わたしは「もうここしかない」と思ってた。そんな状態の人間なら、余程のことがない限り内定をもらえると思う。「ここしかないんです!」って本当に思われてたら、企業は採用しない理由がない。まともな人間なら、こういう状況のときこそパフォーマンスを最大限に発揮するから。

 

で、結果内定をもらって、そのまま就職した。もう4年の秋頃だった。

 

会社は家族よりも恋人よりも、一番長く時間を過ごす相手

今の会社に入れたのはすごく自分にとって幸せなことだったと思う。むかつくこともあるけど、内定がゼロだったこともあってすごく感謝してる。

 

付き合っている彼が以前「結婚相手探すときには疑いまくってめっちゃ吟味したり婚活したりいろいろ一生懸命やるのに、なんで就活は案外てきとーにやっちゃうんだろうね」みたいなことを言ってた。

 

すっごい!!!と思った。まさにそう。自分もそうだった。

会社ってすっごく長い時間を過ごすのに、全然真剣に考えてなかった。

 

 

この会社に入れたことが人生で一番大きな転機だった。本当に。よかった。

 

とりあえず、あのときハローワークを勧めてくれた友達にはこっそり無茶苦茶感謝してる。

ありがとうございました!!!!!!!