自分はなにが好きかちゃんと理解すること
わたしは音楽がすきだ。なかでも大きく影響を受けてるのは、宇多田ヒカルとミスチルと椎名林檎だと思う。あとハロプロ。
宇多田ヒカルはハロプロ以外で初めて買ってもらったCDだ。小学校の頃に誕生日プレゼントでもらった。今思うと親からのプレゼントにしてはちょっと安い(笑)
CDをもらってから毎日聞いていた。公文で英語を習ってたから、英語の歌詞を訳したりとか、綺麗な発音で歌う練習をした。
宇多田ヒカルは、あまり男性に頼らない女性像を歌うタイプだ。それが椎名林檎と少し近い。2人は仲良いみたいだけど。そして落ち込むときはとことん落ちこもうみたいなかんじだ。そのあとに蘇生があるみたいな。生まれ直したりしちゃう系。
ミスチルは逆に、大変なその気持ちをバネに頑張ろうよ!とか言い出す。寄り添ってはくれるけど真っ暗な世界に行くわけではなく、怒りになったり愛に昇華させたりするようなかんじ。
というのはさておき、宇多田ヒカルが好きだったせいか、わたしは結構クラブミュージックっぽいのも案外好きだったりする。なんかちょっとだけピコピコしたりとか。ブラックミュージックぽいのとか。要するにちょっと昔の洋楽寄り?m-floとかそうだ。なんか聞いたら耳に気持ちよく入ってきやすい。
(きっとなにかジャンルの名前があるんだろうけど、勉強不足でわからない)
そういうとき、「あ、これ宇多田ヒカルにちょっと近いな」とか思えると楽しい。そこから「私って結構EDMみたいなのも好きなんじゃない?有名な人聞いてみよっと」とか、さらに広がりをつくることもできる。
さっきのミスチルでいうと、よく似たようなバンドとして最近名前が上がるのがback numberだ。しかし私はあまりback numberはすきじゃない。
なんでかなって考えたら「ちょっと高音出しづらそうな歌い方がすきなんだな、尾崎豊とかも嫌いじゃないし」とか「失恋失恋うるさすぎるのは別に興味ないんだな、恋愛だけじゃなくて人間愛くらいまでいける歌詞じゃないといやなんだな」とか「不倫ソングが好きなんだな」とかいろいろ分析できる。おもしろい。(「顔がある程度かっこよくないとだめなんだな」とも思う)
あとちょっと話がずれるけど、私と彼が初めて飲みに行った時に話題の多くを占めていたのが小説で、特にハリポタと村上春樹の話をしていたのをこないだ思い出した。
で、よく考えてみたらハリポタも村上春樹も、初めて読んだ作品はどちらも母親が買ってきてたもので。となると母親が読書が好きで、かつ私に「この本面白いらしいよ」と言ってくれるような人じゃなかったら彼とここまで仲良くなれなかったかも。
とか考えてみるのも楽しい。
さらに自分が何が好きかをしっかり理解していないと、他人に自分がどういう人間なのかを伝えづらい気がする。
そして同時にわたしは誰かが何かを好きだと言ったときに、どこがどう好きなのかすごく気になって思考してしまう。
たとえばとあるビジュアル系バンドがいたとして、そのどんなところが好きなんだろう。バンドのボーカルの顔面がすきなのか、痛々しい歌詞に共感してるのか、メロディーラインがすきなのか。それともすでに命を絶っているところに惹かれているのか。全然ちがう。
ブログを書くという行為も、自分はなにが好きかちゃんと理解するためにとても大事な行為だと思う。